歯肉退縮とは、歯茎が下がり、本来歯茎に覆われているはずの歯根が見えてしまう状態のことです。ノブデンタルオフィス(東京駅八重洲)では、歯肉退縮の原因を見極めたうえで、審美性と機能性を両立させる治療をご提案しています。
目次
当院の歯肉退縮治療における特徴

原因を見極めたうえでの治療計画
歯肉退縮は、歯周病や間違ったブラッシング、噛み合わせの乱れなど、複数の原因が絡み合って生じることが多い症状です。当院では、原因を丁寧に見極めたうえで、根本的な改善につながる治療計画をご提案しています。表面的な症状だけを見て治療方針を決めてしまうと、根本原因が残ったままになってしまいます。
原因を取り除かないまま治療を行っても、再び歯肉退縮が進行してしまう可能性があるため、原因解決型の治療を大切にしています。
歯周組織再生療法への対応
歯周病によって歯茎が下がってしまった場合には、リグロスなどを用いた歯周組織再生療法にも対応しています。歯を支える組織の回復を図ることで、機能面の改善を目指します。
症状の程度によって適した治療法は異なるため、診察のうえで丁寧にご説明いたします。
歯肉移植による審美的な改善
歯肉退縮によって歯根が露出し、見た目が気になる方には、歯肉移植による治療も可能です。ご自身のお口の中から採取した歯茎を移植し、下がってしまった歯茎を補うことで、審美性の回復を目指します。天然の組織を用いるため、周囲の歯茎となじみやすいという特徴があります。
外科的な処置となるため、事前の丁寧な説明とカウンセリングを大切にしています。
噛み合わせを含めた原因への対応
歯肉退縮の原因として見過ごされやすいのが、噛み合わせや歯ぎしりです。特定の歯に過度な力が加わり続けると、歯茎が下がりやすくなることがあります。当院では、噛み合わせの調整やナイトガードの使用など、原因に応じた対策もあわせてご提案しています。就寝時の無意識な歯ぎしりは、ご本人が気づきにくいことも多いため、丁寧な問診と検査によって確認していきます。
ブラッシング指導による進行の予防
誤った力加減や方法でのブラッシングは、歯肉退縮を進行させる要因のひとつです。当院では担当衛生士制のもと、患者様お一人おひとりに合わせたブラッシング指導を行い、これ以上の進行を防ぐためのセルフケアの見直しをサポートしています。
歯肉退縮の原因

歯肉退縮の原因として多いのが、歯周病です。歯周病によって歯を支える骨が溶かされると、それに伴って歯茎も下がっていきます。歯周病が進行するほど、歯肉退縮も進みやすくなります。自覚症状が少ないまま進行することも多いため、気づいたときにはすでに歯肉退縮が進んでいるケースも少なくありません。
また、力を入れすぎたブラッシングや、硬い歯ブラシの使用も、歯茎を傷つけ歯肉退縮を招く原因となることがあります。しっかり磨こうとする意識が、かえって歯茎に負担をかけてしまうこともあるため注意が必要です。噛み合わせの乱れや歯ぎしりによって特定の歯に過度な力が加わり続けることも、歯肉退縮の一因です。加齢による自然な変化として、歯茎が下がってくることもあります。
歯肉退縮によって起こる問題

歯肉退縮が進行すると、歯根が露出することで見た目の印象に影響が出るだけでなく、知覚過敏の症状が現れやすくなります。歯根の部分はエナメル質に覆われていないため、冷たいものや熱いものがしみやすくなります。前歯の歯茎が下がると、歯が実際よりも長く見えることで、口元の印象が変わってしまうこともあります。
また、歯根が露出した部分は虫歯になりやすく、歯と歯の間に隙間が生じることで、食べ物が挟まりやすくなることもあります。歯肉退縮を放置すると、症状がさらに進行し、歯の寿命にも影響を及ぼす可能性があるため、早めの対応が大切です。
歯肉退縮の治療法

歯肉退縮の原因が歯周病である場合は、まず歯周基本治療によって炎症を改善することが優先されます。歯周組織の破壊が進んでいる場合には、リグロスを用いた歯周組織再生療法をご提案することもあります。基本治療で改善が見られない場合には、外科的な処置も含めて検討していきます。
見た目の改善を重視される場合には、歯肉移植による治療が選択肢となります。ご自身の上顎の内側などから歯茎を採取し、下がってしまった部分に移植することで、審美的な回復を図ります。移植後は組織が定着するまで、一定の経過観察期間が必要です。噛み合わせや歯ぎしりが原因である場合には、咬み合わせの調整やナイトガードの使用によって、これ以上の進行を防いでいきます。
よくある質問
歯肉退縮は自然に治りますか?
歯肉退縮した歯茎が自然に元の状態に戻ることは基本的にありません。原因に応じた治療によって、進行を止め、必要に応じて回復を図ります。
知覚過敏の症状がある場合はどうすればよいですか?
知覚過敏用の歯磨き粉の使用に加え、原因となっている歯肉退縮そのものへの対応が必要です。まずは診察を受けていただくことをおすすめします。
歯肉移植は痛みを伴いますか?
外科的な処置となるため、麻酔を使用して行います。術後は一時的な腫れや違和感が生じることがありますが、事前に詳しくご説明いたします。
ブラッシングで気をつけることはありますか?
力を入れすぎず、柔らかめの歯ブラシを使用することをおすすめしています。横磨きを強い力で繰り返すことも歯茎への負担につながるため、正しい磨き方については、担当衛生士が個別にご案内しています。
歯肉退縮は再発しますか?
原因が取り除かれていない場合、再発する可能性があります。定期的なメンテナンスと、原因に応じたセルフケアの継続が大切です。
歯肉退縮の原因のひとつである歯周病については、歯周病の治療のページでもご案内しています。
噛み合わせの乱れが原因の場合は、かみ合わせについてのページもご確認ください。
歯並びの乱れが関わっている場合は、矯正治療もあわせてご検討いただけます。
再発を防ぐためには、定期的なクリーニングが大切です。